HOME > 法律コラム > セクハラも「ただしイケメン」ならセーフ?そんな理不尽なことあるの?!
セクハラの境界線は非常に曖昧です。
一般的には「性的な冗談や問い掛け、相手が不快に感じるボディタッチ、プライバシーに踏み込みすぎる、無理矢理交際を迫る、性的関係を強要する」などが上げられます。
しかしこれらは全て相手が嫌がっていることを前提としています。もしも相手が嫌がっていなければ、セクハラとは認定されないのでしょうか?セクハラの境界線について、男女問題に強い的場真介弁護士に話を聞いてみました。
セクハラになるかならないかの一線はとてもわかりづらいものです。
何の悪気もなくてもセクハラをやってしまうことはあります。私のようないい年をしたおっさん弁護士が女性弁護士の肩に手を置き、顔を近づけて話かけたりすると、これは間違いなくアウトですが、これと同じことを美青年の弁護士にされても案外ウェルカムかもしれません。
こんな理不尽が許されてよいものかと女性弁護士に質問したところ、「そんなの当たり前ですよ!!」と一蹴されてしまいました。
ついやってしまうことがあるセクハラですが、いきなりアウトになることは少ないので、相手から拒絶された時に直ちに引きさがれば多くの場合はセーフでしょう。