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【超簡単】誰だってできちゃう裁判傍聴のやり方

初めて裁判所へ裁判の傍聴に行きました。
何か、少し敷居の高さを感じるというか、煩わしい手続きがいるんじゃないかと思っていましたが、結論から言うと、とてつもなく簡単に傍聴できることがわかりました。

初めての裁判所!

今回、傍聴するまでを中心に書いていきたいと思います。
以前から、行きたい行きたいと思いながら、行動には移さずにいたわけですが、朝起きたとき、ふと「今日行こう!」と思いたちました。
どこへどう行く?
まず、最初にしたことはどこに行けばいいか?を調べました。
スマフォでサクッと下調べした結果、東京地方裁判所へ行くことに。ちなみに、高等裁判所も簡易裁判所も同じ庁舎にあることを初めて知りました。そして、最寄駅は霞ヶ関駅であることを確認し、いざ、行動開始! 地元の駅から北千住を経由し、日比谷線でついに
霞ヶ関駅に到着!
そして、裁判所に一番近いA1出口を探し歩き、発見!
いよいよ、この階段を上がれば、裁判所はすぐそこ! なぜか少し緊張しながら階段を上がり、まっすぐ数十秒歩くと、ありました!

裁判所!

そして門。警察官が2名ほど立っていましたが、自由に入れます。
門を通って、少し斜めに歩いていくと、一般専用の入り口があります。
左右で言うと、右側が一般、左側が弁護士や検察官など関係者の入り口でした。なお写真撮影は敷地内に入るとすべて禁止です。

いよいよ中へ・・・

さぁ、いよいよ一般入口から中に入ると、すぐに金属検知器と荷物のX線検査がありました。
こういうのって妙に緊張しますが、荷物渡して、荷物受け渡しの番号札を貰い、荷物はX線を通り、同時に自分は金属検知器のゲートをくぐるだけです。そして、番号札を返し、荷物を受け取って、終了。
この後は、実質自由です。何かをしなければならないということはありません。受付のようなところに警備員?がいますが、特に受付などはありません。自由に行動(もちろん常識的なルールを守って)できます。

どんな裁判をやってるの?

では、どんな裁判がどこでやっているのでしょうか?
これは金属検知器を通って、そのまま正面の方に台があり、『公開開廷予定表』というその日行われる裁判の予定表が置いてあります。そこに、事件内容・審理予定(判決や審理)や法廷番号(その裁判が行われる部屋の番号)などが記されており、これをみて、自分が傍聴したい裁判を探し、その法廷へ向かいます。
今回、この予定表を見て、殺人事件(事件内容)の判決(審理予定)という裁判があったので、見たいと思いましたが、その部屋に行ってみると外に何人かいて、まだ始まる前でしたが、すでに傍聴席が満員とのことであきらめました。やはり、この手の事件は傍聴したい人が多いようです。結局、何かの談合事件のような裁判を途中から傍聴することに。すでに何時間か行われている裁判なので内容はいまいちわかりませんでしたが、それでも、すごく興味深く傍聴しました。よく、ドラマとは全然違うなんて言われますが、個人的には裁判官が「では、その同業他社に会ってはいけないというルールは絵に描いた餅ということですか?」「会うことであなたにメリットがあったんですね?」等、結構、痛いとこをつく質問などがあり、思わず「おぉ~ドラマみたいだ」と感激してました。

ということで、今回は傍聴するまでを中心に書いてきましたが、傍聴自体は途中からでも、それなりに楽しめると思います。

法廷の出入り(静かに)も自由ですし、法廷のドアには小窓がついているので、いきなり入るのが不安な人はそこから中を確認して入ってはどうでしょうか? 是非、経験のない人は行ってみてください。

ライター  ミヤヤシキ