HOME > 法律コラム > 個人で顧問弁護士を探すなら、何に気をつけるべきか、弁護士に直接聞いてみた!
前回、個人で顧問弁護士を契約する際の費用は、月額5000円が相場であると話していた関根悠馬弁護士。
高いか安いかは、勿論人によるだろう。
しかし、何か困ったことがあればすぐに相談に乗ってくれる弁護士がいる、という安心感は何ものにも代え難いのではないだろうか。
さて今回は、そんな個人で顧問弁護士を探す際に、どんな点に気をつけるべきかを再度、関根悠馬弁護士に伺った。
「個人の顧問弁護士は常に連絡が取れ適切な助言を与え、かつ、合理的な価格で対応してくれる。あなたのための顧問弁護士は、そんな存在でなければなりません。そのような顧問弁護士を見つけるために、まずは顧問契約の内容をしっかりと把握する必要があります」(関根悠馬弁護士)
まずはこう話す関根悠馬弁護士。確かにそのとおりかもしれない。個人の顧問弁護士のメリットは、やはりその安心感だろう。しかし、その安心感が保証されないのであれば、個人の顧問弁護士契約の価値は途端に弱くなる。しかし具体的にはどの点を見るべきだろうか。
「相談回数や時間に制限があったり、ある種の法律の問題によっては別料金になることもあるので、あらかじめ月額顧問料の範囲内の業務内容についてよく説明を受ける必要があります。そして月額顧問料を超える場合は契約書を作り確認することが大事です」(関根悠馬弁護士)
相談回数に限りがあれば、確かに残りの回数を気にするようになるかもしれない。また月額料金を超える場合の条件を最初に明らかにしておかなければ、相談者としてはその都度費用を気にしてしまい、安心できないだろう。
「また、格安をうたっている事務所もありますが、弁護士もそれぞれ強い分野や専門的に取り扱う分野を持っています。逆に言えば専門外の分野もあるということなので、自分が相談する可能性の高い分野に精通した弁護士と顧問契約を結ぶことをお勧めします」(関根悠馬弁護士)
これは非常に重要だろう。その分野で実績があるかどうかは、直接聞いてみることをオススメしたい。
「弁護士にも色々なキャラクターがある以上、自分に合う合わないもあります。特に弁護士という人種はクセのある人間が多いです。顧問契約を結ぶ際にいくつかの法律事務所を回って、直接その弁護士と話し、人格やフィーリングを確かめることも大事といえますね」
契約内容と専門分野が十分満足できたとしても、性格的な相性が合わなければ、良好な関係を継続することは難しいかもしれない。
「契約内容・弁護士の専門分野・相性の良さ」、この3点に気をつけて、是非顧問弁護士を検討してみてはどうだろうか。