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浮気証拠の有無によって変わる慰謝料!証拠もなく疑いがあるだけで法律相談に行く場合どうすればいい?

一般的に離婚時の慰謝料は、「離婚の原因となった行為の酷さ、婚姻期間の長さ、相手方の資力」で決まると言われています。
もしも貴方が「離婚して慰謝料を請求したい」と考えた場合、その理由が「浮気の疑い」のみで、証拠がないとなると、相手方は「そんなことはしていない」と言い張り、素直に認めてくれないでしょう。
しかし証拠があれば、慰謝料は勿論、相手方も不貞の事実を認めざるを得ないため、そもそも裁判する必要性もなくなる可能性が有ります。
今回は浮気の疑いだけで法律相談に行く場合に、まず当事者としてどうすればいいかを寺林智栄弁護士に話を聞いてみました。

浮気を理由とした離婚相談には、疑いだけで証拠がない状態で相談に来られる方もいると思いますが、そんな方にはまず証拠を抑えることが優先されるのでしょうか?

浮気を理由とする離婚の相談は、離婚相談の中で多くの割合を占めています。
そして、相談に訪れる方の多くは、浮気の証拠を持っていない、あるいは、ほとんど持っていないということが少なくありません。
直接的な証拠がなくても、相手も浮気を認める場合、あるいは、相談者の話がかなり詳細で、内容も腑に落ちる、そして、裏付けになるような証拠があるという場合には、裁判所が慰謝料の請求を認めるということもあります。
しかし、やはり、証拠はあるに越したことがありません。証拠の有無で、慰謝料がとれる、金額が変わることは非常に多いように思います。
相談にいらっしゃる方の多くの場合、浮気が単なる「疑い」のレベルであることは、まずありません。ただ、冒頭にも書いた通り、証拠がない、乏しいという場合も少なくありません。
その場合、できれば、証拠を押さえてほしいとは思いますが、だからといって相手の携帯電話を盗み見ることを積極的に奨励することはできませんし、難しいところです。
私の場合は、現状、手元にある、あるいは無理せずに入手できる証拠をお持ちくださいとお願いする程度でしょうか。このあたりは弁護士によって対応はまちまちのようにも思えます。

取材協力弁護士  寺林智栄 ともえ法律事務所 Facebook Blog
東京弁護士会所属。ともえ法律事務所代表。様々な会務活動をこなしながら刑事事件や離婚問題、労働問題、借金問題、詐欺、不当請求などに取り組んでいます。一人でも多くの方々の悩みの解決のために邁進中。

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